サーフィンはとてもエキサイティングなスポーツですごく楽しいスポーツですが、同時にリスクも伴います。
海の魅力を最大限に楽しむためには、ケガを予防する方法と、もしもの時の対応策を知っておくことが必要不可欠です。
この記事では、サーフィン中の一般的なケガの種類、予防策、緊急時の対応方法について詳しくご紹介します。
サーフィン中に起こりやすいケガ
サーフィンはすごく楽しいひと時を提供してくれますが、同時にいくつかのケガのリスクも伴います。
ここでは、サーフィン中に起こりやすいケガについて詳しく説明します。
捻挫と打撲
サーフィン中に最も多いケガの一つが捻挫と打撲です。
波にのまれたり、サーフボードから転落した際に、足首や手首を捻ることが多いです。
また、ボードや他のサーファー、海底の障害物にぶつかることで打撲を負うこともあります。
特に初心者は技術が未熟なため、これらのケガをしやすいので注意が必要です。
切り傷と擦り傷
サーフィン中には、サーフボードのフィンやレール、海底の岩やサンゴに触れることで切り傷や擦り傷が発生することがあります。
特にリーフブレイクポイントでは注意が必要です。
さらに、細かい砂や小石が原因で擦り傷になることもあります。
肩 肘 膝 関節の負傷
肩や肘、膝の関節に負担がかかることから、パドリングや波に乗る際に関節を痛めてしまう可能性があります。
特に無理な姿勢や急な動きを繰り返すと、肩の回旋腱板や膝の靭帯にダメージが蓄積します。
正しいフォームを学ぶことがケガの予防に繋がります。
頭部外傷
サーフィン中に最も深刻なケガの一つが頭部を強く打ってしまうことです。
サーフボードや他のサーファー、海底の岩にぶつかってしまうことが考えられます。脳震盪や頭蓋骨骨折を引き起こす可能性があります。
また、首の骨が折れてしまう可能性もあります。
頭部に強い衝撃を受けた場合は、迅速な対応が必要です。
頭を強くって意識が飛んで溺れる可能性もあるよ。
ケガを防ぐための基本対策
サーフィン中のケガを未然に防ぐためには、いくつかの基本的な対策をすることが大切です。
ウォーミングアップを大切に
どんなスポーツをする時でも一緒ですが、サーフィンをする前のウォーミングアップはケガの予防するうえにおいて基本中の基本です。
特に肩、膝、腰のストレッチを重点的に行い、筋肉や関節を柔軟に保ちます。
肩のストレッチには、腕を前後に大きく回す運動が有効です。
膝のストレッチでは、立った状態で片足を後ろに引き、前ももの筋肉を伸ばします。
腰のストレッチは、前屈して腰の後ろ側を伸ばします。
軽いランニングやジャンプで体を温めることも重要です。
これにより筋肉や関節の血流が良くなり、動きやすくなります。
正しいテクニックとフォームの習得
サーフィンのテクニックとフォームを正しく学ぶこともケガ予防に役立ちます。
初心者の方は経験豊富なインストラクターの指導を受けることをおすすめします。
パドリングでは、効率的で無駄のない動きを教えてもらう事により、肩や腕への負担を軽減します。
また指導を受ける事によってパドリングの推進力も付き波に乗れる数も増えてきます。
テイクオフの方法も重要で、素早くバランスよく立ち上がる事が大切です。
怪我のリスクの軽減と上達への近道なので指導は受けてるのが一番!!
サーフィン用品のチェック
サーフボードの状態をチェックすることも重要です。
使用前にひび割れや損傷がないか確認し、フィンやレール部分をしっかりとみておくようにしましょう!
もしクラッシュがあればその割れて、ささくれている部分が体に刺さってしまう可能性があります。
※クラッシュしていたらリペアテープを貼るか使用せずにリペアに出しましょう。
フィンがしっかり固定されているか、リーシュコードが劣化していないかも確認しましょう。
リーシュコードが切れてしまいサーフボードが流されるてしまい、溺れてるしまう可能性もあります。また流してしまったサーフボードが他のサーファーに当たってしまいケガをさせてしまう可能性もあります。
必要に応じて早めに交換することがケガや命を守る大切なことです。
適切な装備の選択
適切な装備を選ぶこともケガ予防の一環です。
ウェットスーツは気温や水温に応じたものを選び、体を温め、擦り傷や切り傷から肌を保護します。
ラッシュガードは紫外線対策や擦り傷防止に役立ちます。
リーフブーツは岩やサンゴ礁から足を守るために着用します。
ヘルメットも頭部を保護するために有効です。
コンディションの選択 見極め
サーフィンをする場所のコンデションを把握することも重要です。
波の大きさや波質を確認し、自分の技術やレベルに合った波を選びます。
潮の動きを把握し、カレントなどの危険な流れを理解してから海へ入りましょう。
海底の地形を理解し、岩やサンゴ礁の位置をだいたいでいいので把握します。
特に浅い場所や危険な場所は避け、安全なエリアでサーフィンを楽しみましょう。
また、他のサーファーとの距離を保ち、衝突を避けるために周囲に注意を払いながらサーフィンを楽しむことが大切です。
緊急時の対応法
ケガをしてしまった場合には、適切な対応を知っておくことが大切です。
捻挫や打撲の場合
捻挫や打撲の場合は、まず患部を安静に保ちます。
痛みがある場合は無理に動かさず、冷却スプレーや氷で冷やして腫れを抑えます。
冷やす時間は最低でも15~20分程度は冷やして、患部を心臓より高い位置に保つことで血流を抑え、腫れを軽減することができます。
痛みが続く場合や腫れがひどい場合は、医療機関での診察を受けましょう。
切り傷や擦り傷の場合
切り傷や擦り傷の場合は、まず患部を清潔な水で洗い、砂や汚れを取り除きます。
消毒液を使って傷口を消毒し、清潔なガーゼや絆創膏で処置しましょう。
最近では傷パワーパットが有効的ですね。
深い傷や広範囲にわたる傷の場合は、医師の診察を受けましょう。
特に感染のリスクがある場合や、出血が止まらない場合は、早急に医療機関を訪れることをおすすめします。
頭を強打した場合
頭部外傷の場合は、まず意識があるか確認します。
意識がない場合や反応が鈍い場合は、すぐに救急車を呼びます。
頭部に外傷がある場合、無理に動かさないようにし、安静に保つことが重要です。
頭部を冷やすことで腫れを軽減しますが、氷を直接当てるのではなく、タオルなどで包んでから当てるようにします。
意識が不明瞭な場合やひどい痛みを訴える場合は、速やかに救急車を呼び、専門医の診察を受けることが必要です。
溺れて居る場面に遭遇した場合
まず自分が安全な位置にいることを確認し、可能であれば救助します。
無理に近づかず、周囲に助けを求めることも重要です。
意識がない場合は、直ちに人工呼吸と心肺蘇生を開始し、呼吸があるか確認し、胸部圧迫を行います。
すぐに救急車を呼び、専門家の助けを求めます。
救急隊が到着するまで、人工呼吸と心肺蘇生を続けることが大切です。
ケガ後のケアとリハビリ
ケガをした後の適切なケアとリハビリも重要です。ここでは、ケガ後の回復を促進するための方法を紹介します。
休息とリハビリ
ケガをした後は、まずしっかりと休息を取ることが重要です。
無理に活動を続けると、回復が遅れ、さらに悪化する可能性があります。
医師の指導に従い、必要なリハビリを行います。
理学療法士の指導を受けることで、適切なリハビリプログラムを実施し、関節や筋肉の回復を促進します。
栄養補給と水分摂取
回復を早めるためには、バランスの取れた食事と十分な水分補給が不可欠です。
タンパク質は筋肉の修復に必要であり、ビタミンCやEは抗酸化作用があり、回復を促進します。
水分をしっかり摂取することで、体内の老廃物を排出し、細胞の再生を助けます。
マインドフルネスとメンタルケア
ケガの後は精神的なストレスも大きくなることがあります。
マインドフルネスや瞑想を取り入れることで、心の平静を保ち、ストレスを軽減することができます。
必要に応じてカウンセリングを受け、メンタルヘルスをケアすることも重要です。
まとめ
サーフィンは楽しいスポーツですが、ケガのリスクを理解し、適切な予防策を講じることが重要です。
事前の準備運動や正しい技術の習得、適切なウェアとギアの選択、そして環境の把握を心がけることで、ケガのリスクを大幅に減少させることができます。
また、万が一ケガをした場合には、迅速で適切な対応を行うことで、重症化を防ぎ、早期の回復を目指しましょう。
安全にサーフィンを楽しむためには、常にケガ予防と緊急時の対策を頭に入れておくことが大切です。